「人の話し声で集中できない」
「ため息を聞くたびに憂鬱になる」
「足音で人の機嫌が分かる」
このような悩みをおもちではないでしょうか？
HSPは他の人と比べて、音に敏感です。他の人が何も感じない音に対しても不快を感じてしまったり、話の内容やため息が気になってしまいます。
そのため、作業に集中できなかったり、ストレスが溜まってしまったりすることもよくあります。
そんな音に敏感なHSPですが、音だけではなく音から推測できる人の機嫌も敏感に察知してしまいます。
さまざまな音に日々さらされ続けると、疲れてしまいますよね。
ここでは、以下についてご紹介します！
HSPの音に関するストレス
HSPが苦手な音
音のストレスを抑える方法
苦手な音を知って、できるだけ音によるストレスを溜めないように心がけましょう！
HSPは音にストレスを感じているわけではない？
HSPは普通の人と比べて、さまざまな音にストレスを感じてしまう傾向があります。しかし、HSPは音自体にストレスを感じているだけではなく、その音から推測できることに対してストレスを感じてしまいます。
例えば、大きな足音をたてて歩いている人がいたらどう感じるでしょうか？普通の人であれば、
「うるさいな～」
としか感じません。
しかし、HSPの場合は
「音が大きい。怒っているのかな。自分がなにかしたかな。」
と考えてしまいます。
HSPは、音そのものに対して不快感やストレスを感じることもありますが、それ以上に音から推測できる人の感情や態度に対してストレスを感じます。
HSPが音を感じた時は、瞬時に以下のように判断が行われます。
大きな音だ→なんで大きな音が出るのだろう→機嫌が悪い？疲れてる？
普通の人が「うるさいな」で終わるようなことでも、もやもやしたり考えすぎてしまったりするのがHSPの特徴です。
HSPが苦手な5つの音
HSPが苦手な音を5つ紹介します。HSPが、音からどのようなことを推測してしまうのかについても解説します。
・足音
・物を置く音
・声のトーン
・ため息
・いびき
足音
HSPが苦手な音の1つ目は「足音」です。
イライラしている人の足音は、無意識のうちに大きくなります。
大きな足音を聞くと以下のように考えすぎてしまい、ストレスになります。
機嫌が悪いな
嫌なことがあったのかな
私が怒らせたのかな
物を置く音
HSPが苦手な音の2つ目は「物を置く音」です。
カフェや飲食店で、カップや食器が乱雑に置かれるとびっくりしてしまいます。他にも、仕事中に資料を雑に置く音を聞くのも不快感を感じます。
HSPが物を置く音に反応すると、以下のように考えてしまいます。
忙しいのかな
話しかけない方がいいのかな
自分が何かしたのかな
上記のように一度考えてしまうと気を使ってしまい、注文しづらくなったり、話しかけづらくなったりしてしまいます。
せっかくカフェでのんびり過ごそうと思っても、早々に移動してしまうことも…。
声のトーン
HSPが苦手な音の3つ目は「声のトーン」です。
HSPは相手の声のトーンで、相手の気分やどんな話をしているのかを感じ取ってしまいます。
例えば、声のトーンには以下のような特徴があります。
悪口：声が低くなる
嫌味：語尾が強調される
噂話：ヒソヒソ声になる
離れたところから、普段より声が低い声が聞こえてくると自分のことをはなしているのかなと感じてしまい、勝手に落ち込んでしまうこともあります。
他にも、相手が声のトーンがいつもより下がっていて、悩んでいることに気づけたりもします。HSPは、いい意味でも悪い意味でも声のトーンだけで、相手の感情を感じ取ってしまいます。
職場でのストレスが辛い場合は、転職することもおすすめです。あなたが無理なく働ける職場は必ず見つかります！
ため息
HSPが苦手な音の4つ目は「ため息」です。
普通の人であれば「ため息ついてるな」で終わるものでも、HSPは以下のように考えてしまいます。
何か気に障ることをしたかな
一緒にいたくないな
声かけた方がいいかな
もちろん、電車で乗り合わせた赤の他人のため息でもストレスに感じてしまいます。
いびき
HSPが苦手な音の5つ目は「いびき」です。
HSPは小さな音でも、気になってしまいます。
いびきの他にも、以下の音が気になってしまい眠れなくなることもあります。
・寝息
・寝言
・歯ぎしり
・エアコンの音
ストレスを感じやすいHSPは、しっかり睡眠をとることが重要です。同性や家族と住んでいる場合も、できるだけ1人で落ち着いて休める空間を確保するように心がけましょう。
HSPが音のストレスを軽減させる3つの方法
さまざまな音からストレスを感じてしまうHSPですが、音のストレスを軽減する方法もあります。ここでは、HSPにおすすめの以下の3つの方法について紹介します。
・ノイキャンイヤホンをつける
・1人で静かに過ごせる空間に行く
・ストレスを発散する
ノイキャンイヤホンをつける
HSPが音のストレスを軽減させる1つ目の方法は「ノイキャンイヤホンをつける」です。
ノイキャンイヤホン（ノイズキャンセリングイヤホン）は、周りの騒音や雑音を打ち消す機能が付いたイヤホンを指します。
電車の走行音や話し声などを打ち消すことができるので、周りの音を気にせず集中したり、自分の時間を過ごしたりできます。
HSPにおすすめのノイキャンイヤホンを以下で紹介しています。ぜひ、参考にしてください！
1人で静かに過ごせる空間に行く
HSPが音のストレスを軽減させる2つ目の方法は「1人で静かに過ごせる空間に行く」です。
どうしても人がたくさんいる場所や外では、さまざまな音があり音から逃げることが難しいのが現状です。
学校や仕事場などの音でストレスを感じてしまう場合は、1人で落ち着ける場所を見つけて逃げ場として使用することがおすすめです。
ストレス発散をする
HSPが音のストレスを軽減させる3つ目の方法は「ストレス発散をする」です。
音にいつも以上にストレスを感じてしまう場合は、ストレスが溜まっていることが原因かもしれません。
HSPは、普通の人と比べて刺激に敏感なのでストレスを感じやすいです。
ストレスが溜まっていると感じたら、自分に合った方法でストレスを発散することを心がけましょう。
HSPにおすすめのストレス解消方法は以下で紹介しているので、確認してみてください！
まとめ：HSPでも音のストレスを軽減させよう！
ここでは、以下について紹介しました。
HSPは音に敏感
HSPは音だけではなく、音から予測できる相手の機嫌にストレスを感じる
ノイキャンイヤホンや静かに過ごせる場所で音のストレスを抑える
自分に合った方法でストレス発散をする
HSPは他の人と比べて音に敏感です。また、大きな足音やため息などから相手の機嫌を予測してしまうため、ストレスが溜まりやすいです。
そのため、ノイキャンイヤホンや1人で落ち着ける避難場所を確保することで、音によるストレスをおさえましょう。
自分にあったストレス解消方法で、ストレスに負けないように過ごしましょう！
