「HSPは自分軸で生きられない?」
「他人を優先する他人軸で生きてしまう」
「他人の目を気にしてしまう」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
私たちには、他人の目や意見、行動を中心にする生き方である他人軸と、自分の気持ちや感情を中心にする生き方である自分軸があります。
他人の気持ちに共感しやすく、他人を優先できるHSPはついつい他人軸になりがちです。しかし、他人軸で生きているといつの間にかストレスや疲労、生きづらさを感じて疲れ果ててしまいます。
この記事では、以下について紹介します。
- 他人軸から自分軸に変えるメリット
- 自分軸で生きている人の特徴
- 自分軸で生きるためのコツ
今日から少しずつ、自分の気持ちを優先した自分軸での生き方ができるようにしましょう!
HSPの生きづらさの原因は「他人軸」
HSPが感じる生きづらさの原因の1つは、「他人軸」で生きていることにあります。他人の目を気にし過ぎたり、決断を他人に頼ったりすることは、あなたの本当の声をかき消してしまうことにつながります。
自分の意見に自信を持てず、常に誰かを中心にする生き方は、自己を見失う原因となり、精神的疲労をもたらします。
他人を思いやることは素敵ですが、それが過ぎると自分を犠牲にしてしまうことに。自分の考えや感情も大切にしましょう。
HSPが他人軸から自分軸の割合を増やすメリット
HSPが自分軸の割合を増やすことで、他人に影響されることなく、自分の気持ちを優先できるようになります。これは、失敗時に他責にせず、自分自身で責任を持つことを意味します。
自分の人生を自分で決定するという意識を持つだけで、肩の荷が軽くなります。日々の小さな選択から自分で決めることに慣れ、自己肯定感を育むことも重要です。
そして、自分を褒めることを忘れずに。自分の意見や感情を大切にする勇気も必要です。HSPの方は特に断ることが苦手かもしれませんが、自分にとって負担の大きいことは断る勇気を持ちましょう。
自分軸を持っている人の5つの特徴
自分軸で生きる人は、自分の心の声に耳を傾け、自分の意思を大切にしています。HSPは他人軸で生きる傾向がありますが、自分軸を持つことで、ひびの充実を感じることができます。
自分軸の人は、以下の5つの特徴を持ってます。
- 自分の心の声を大切にしている
- 強制されない
- 自立している
- 嫌われることを恐れない
- 人の意見に囚われすぎない
もしあなたが他人軸で生きることに疲れを感じているなら、これらの特徴を少しずつ自分の中に取り入れてみてください!
自分の心の声を大切にしている
自分軸で生きている人は、日々の選択を心の声に従って行い、本当の自己満足と魅力を追求する傾向があります。HSPは感受性が豊かで、刺激に敏感ですが、他人軸で生きていると、外からの判断基準に影響されがちです。
他人軸の人は「損か得か」「周囲の目」を基準に決断しがちですが、自分軸の人は「自分が心から楽しめるか」「魅力を感じるか」を大切にします。
このような人は、自分の感情と価値観を重視し、他人と自分を比較することなく、自己の内面に正直な生き方をしています。この心で生きる姿勢は、自己肯定感を高め、心の充実をもたらします。
自分軸で生きることで、本当の意味での満足と幸福を感じましょう。
強制されない
自分軸で生きる人は、自然体で物事に向き合います。彼らは「私はこれをしたい」という自分の欲求を尊重し、無理に自分に何かを強要することはありません。
これに対して、他人軸で生きている人は「私はこれをしなければならない」という外部からの圧力に従い、自分への過度な強制を行いがちです。
この差は、日々のストレスや精神的な充実感に大きく影響します。自分軸を持つ人は、自分の限界と心地よさを理解し、それに基づいて行動するため、無理なく自己実現を図れます。
自分に対する強制を減らし、自分の気持ちや感情に耳を傾けることで、HSPでも生きやすい日々を送れます。自分自身に優しく、自分の感覚を大切にして、無理のない範囲で自分らしく生きていきましょう。
自立している
自分軸を持っている人は、他人への依存を最小限に抑え、自分で考え、決断し、行動します。
HSPは他人に流されやすい側面がありますが、自分軸を持つことで流されやすさを克服し、自立して生きることができます。
この自立心は、HSPが生きづらさを感じるとき、自分自身を支え、方向を定める力となります。自立することで、あなたの人生はより充実したものになるはずです。
嫌われることを恐れない
HSPは他人からどう思われるかに敏感で、嫌われることへの恐れが生きづらさを引き起こすことがあります。
しかし、自分軸を持っている人はすべての人から好かれることよりも、自分にとって意味のある関係を大切にし、時には誰かに嫌われるかもしれない選択をする勇気も持っています。この考え方は、自己肯定感を高め、他人の評価に振り回されずに自分らしく生きる力となります。
HSPも自分軸を持つことで、他人の目を気にせず自由に、自分らしく生きることができるようになります。
人の意見に囚われすぎない
自分軸で生きる人は、他人の意見を聞き入れる柔軟さと、それを自分の人生に適切に取り入れることができます。
HSPは他人の言葉に敏感ですが、自分軸を持つことで、他人の意見を参考として捉え、取り入れるべきか考え、賢く取捨選択できるようになります。
人の意見を上手に取り入れることで、自分自身をより豊かに育て、自分軸をしっかりと持つことができるようになります。それは自分自身と向き合い、自分らしく生きるために大切な考え方です。
HSPが自分軸を手に入れるためのコツ5選
HSPが自分軸を手に入れるためのコツを、5つ紹介します。
- 自分の気持ちと向き合う
- 本当の自分でいられる場所を見つける
- 心から楽しめるものを見つける
- なんでも人に頼らない
- 承知欲求を捨てる
できそうなものから、少しずつ取り入れてみてくださいね。
自分の気持ちと向き合う
自分の意見を持つためには、まず自身の内面と真剣に向き合う必要があります。特に、敏感で他人の影響を受けやすいHSPにとって、自分の考えや感情を深く掘り下げる時間は、自分軸を築く上で重要です。
他人の意見に耳を傾ける前に、まずは「私はこの状況をどう感じ、どう考えているのか?」を自問してみましょう。
1人時間を大切にし、心の声に耳を傾けることで、あなたの本心や価値観が明確になっていきます。
さらに、自分で納得した上での選択であれば、結果がどうであれ後悔は少なくなります。あなたの気持ちを大切にしてみましょう。
本当の自分でいられる場所を見つける
あなたにとって本当に居心地が良く、自分のやりたいことができる場所を見つけることは、自分軸を育てる上で大切です。
特にHSPは周囲の環境に左右されやすいので、自分が自然体でいられる場所を持つことが、心の安定と成長に繋がります。心からリラックスできる場所や、自分の意見を安心して表現できるコミュニティ、趣味や特技を活かせる環境など、自分が活躍できる場を積極的に探しましょう。
これらの場所では、自分らしさを大切にしながら、自発的に行動でき、自己肯定感も自然と高められます。人との関係性も肯定的なものになり、あなたのモチベーションも大きく向上させられます。
自分が本当に輝ける場所を見つけることで、自分軸を確立し、生きづらさを減らしていきましょう。
心から楽しめるものを見つける
好きなことに没頭する時間は、自分自身と向き合いながら、自分軸で生かすことができます。自分の好きなことに時間を費やすことで、日常の悩みやストレスを忘れ、精神的な回復とリフレッシュを図ることができます。
趣味や特技を通じて、あなたが密かに持っている情熱や能力を育てることは、自己肯定感を高め、生きづらさを軽減するのに役立ちます。
絵を描くことや音楽を奏でること、庭いじりや読書、写真撮影など、何でも良いので、自分が本当に楽しめる活動を見つけてみてください。
あなたの好きなことを追求することで、自分軸が強化され、より充実した日々を送ることができるようになります。
なんでも人に頼らない
他人との関係に影響されやすいHSPは、マイナスの感情を感じたときに、他人に依存することで解決しようとする傾向があります。
しかし、すぐに他人に頼ることは自分軸を弱め、過度な干渉や否定による自己嫌悪のリスクを高めます。自分軸を強化するためには、問題に直面したときに、まずは自分自身で解決策を考えることが重要です。
他人からアドバイスをもらうことは選択肢が広がる良い経験ですが、最終的な決断は自分で行いましょう。自分の意見を持ち、自己決定することで、自己肯定感が高まり、他人軸で生きることのストレスから解放されます。
また、あなたの意見を尊重してくれない人や、過度に干渉してくる人には、適切な距離を保つ勇気も必要です。自分で自分を支える力を育てることで、HSPでも自分軸でしっかりと立ち、生きづらさを乗り越えることができるようになります。
承知欲求を捨てる
スマートフォンやSNSが生活の一部となった現代では、誰かに認められたいという承認欲求が、私たちの行動を大きく左右することがあります。しかし、HSPが自分軸で生きるためには、この承認欲求を手放すことが重要です。
他人からの評価を求めることは心の疲労を増大させ、自分の価値観や感覚との矛盾を引き起こします。自分が本当に食べたいものを選び、自分が心から楽しめる活動を行うことを大切にしましょう。
外部からの評価ではなく、自分自身の内面からの充実感や満足感を追求することが重要です。他人の目を気にせず、自分の感覚や欲求に正直になることで、自分軸を確立し、生きづらさを減らすことができます。
HSPの他人軸は少しずつ割合を増やそう
HSPが自分軸を持つためには、他人の意見や評価を完全に無視するのではなく、自分軸と他人軸のバランスを少しずつ整えていくことが大切です。確かに、他人からの承認や認められることがモチベーションになることはあります。しかし、HSPは特に他人軸の影響を強く受けやすいため、自分軸を意識的に増やすことが重要です。
現在が「他人軸9:自分軸1」なのであれば、「他人軸7:自分軸3」へ、そして「他人軸5:自分軸5」へと、徐々に自分軸の比率を高めていきましょう。
他人に認められなくても、あなた自身の価値や存在は決して変わりません。自分の意見や価値観を大切にし、自分らしいバランスを見つけることで、HSPとしての生きづらさを減らし、より充実した日々を送ることができます。
HSPは他人軸を減らして自分軸を増やそう!
ついつい人の目を気にしたり、他人を優先してしまいがちのHSPは、自分軸で生きることを目指しましょう。
他人軸を手に入れるためには、以下の5つを意識してください。
- 自分の気持ちと向き合う
- 本当の自分でいられる場所を見つける
- 心から楽しめるものを見つける
- なんでも人に頼らない
- 承知欲求を捨てる
いきなりすべてを自分軸で考え行動することは難しいと思うので、まずは今日食べたいものを自分で考えてみましょう。
小さなことから自分で選択していくことで、自然と自分軸の割合が増えていきますよ。