敏感で刺激を求めないけど社交的なHSEをご存知でしょうか?
「刺激に敏感だけど、人と会ったり会話したりするのが好き」
「人とコミュニケーションを取ることで元気をもらえるけど、すぐに疲れてしまう」
「積極的で活動的だとリーダーを任されやすい」
もし、このような悩みをお持ちでしたら、あなたはHSEかもしれません。
HSEは4種類あるHSPのうちの1つで、「社交的」という特徴があります。敏感で刺激は求めないのに他者との交流を好むため、周囲からは理解されず、悩んだりストレスを溜めてしまったりしやすいという特徴もあります。
このブログでは、以下について紹介します。
HSEが苦労すること
HSEの強み
HSEを理解して、強みを活かしましょう!
HSE(外向型HSP)とは?
人より刺激に敏感で繊細なHSPですが、4種類に分類されます。
ここではそのうちの1つであるHSEについて、以下の4つを紹介します。
特徴
人数
HSPとの違い
HSPは他にも3つの種類があります。気になる方は、ぜひ以下のページもご覧ください!
HSEの意味
そもそもHSEとは、Highly Sensitive Extrovertの頭文字をとった略称です。
HSPの特性である敏感で繊細で刺激を求めない一面を持ちつつ、外向型で人との関わりを好む人のことを指します。
HSEは社交的ですが刺激には敏感なため、HSPよりも人間関係や刺激に触れる機会が増えるため、心身ともに疲れやすいです。
さまざまな人との交流を楽しみつつ、傷ついたり悩んだりした時は、信頼できる人とゆっくり過ごすようにしましょう!
特徴
刺激を求めない外向型のHSPであるHSEの特徴を紹介します。
・コミュニケーションを取りながら、人と協力するのが好き
・初対面の人ともすぐに仲良くなれる
・人と話すと元気になる
・1人になると不安になる
・他人に気持ちや考えを共感してほしい
・リーダーを任されやすい
・イベントに積極的
HSEは人とのコミュニケーションを好みむ一面から、周囲からはHSPと思われにくいです。
人と会ったり話したりすることで、元気をもらえるHSEは、HSPが好む自分1人だけの空間だと、逆に気持ちが落ち込んでしまいます。
しかし、刺激を受けやすいという特性はHSPと変わらず持っているため、人と関わることで傷ついてしまうことも多いです。
刺激につかれたり傷ついているときは、あなたが信頼できる人にゆっくり相談したり、一緒に落ち着いた時間を過ごしてみてください。
また、HSEは自分が好む環境を見つけたときは、人一倍やる気と積極性を発揮します。
それを見た周囲に熱意ややる気を伝播させる力を持っているので、人を巻き込むリーダーに抜擢されやすい特徴があります。
リーダーは人前に出たり、周囲を導いたりする必要があるため、刺激やストレスが増える原因にもなります。
無理をしすぎないように、周囲に協力してもらいながら、あなたの個性を活かせるようにしましょう。
無理にリーダーを引き受けなくてもいいと思いますよ!
人数
全人口の約20%の割合で存在するといわれているHSPのうち、HSEは30%を占めているといわれています。
つまり、全人口でいうと約6%ですね。
案外、近くにHSEの方がいるかもしれませんね。
HSPとの違い
HSPは内向型で刺激を求めないという特徴があり、刺激を求めないという面ではHSEも同じですね。
しかし、外向型という部分がHSPとは異なっており、HSPであることを伝えても疑われる要因にもなります。
「HSPの気質があるけど、人と話すのが大好きで1人時間は苦手だから、自分は非HSPなのかな」と思っていたら、HSEだったということもよくあります。
HSPにも種類があり、それぞれ特徴が違うということを理解し、自分の性格や得意なことを深く知ることができるといいですね!
HSPについては、以下の記事で詳しく解説しています。気になった方は確認してみてください!
HSE(外向型HSP)の3つの強み
矛盾の多いHSEですが、もちろん強みもあります!
ここではHSEの強みについて、以下の3つを紹介します。
・人に親身に寄り添える
・人とのつながりで元気になれる
・気配りができる
HSEの強みを理解して活かしましょう!
人に親身に寄り添える
HSEは困っている人や弱っている人を見つけると、すぐに手を差し伸べたり声をかけたりします。
HSP気質の人は人助けを好む傾向にあります。それに加えて、HSEは人とのコミュニケーションを好むため、さらに人助けをすることで自己肯定感を高めたり、人との関わりの中で自分自身のエネルギーを回付することができます。
褒められたり感謝されるとうれしいですよね。
HSEは共感力の強さや周囲の変化を敏感に察知する個性を活かして、相手の力になったり喜ばしたりすることができます。
人助けをすることで、相手も自分もうれしい気持ちや幸せを感じることができるので、一石二鳥ですね!
HSEの特性を活かして、たくさんの人を幸せにできるといいですね。
人とのつながりで元気になれる
HSEは人と会ったり、会話したりすることで元気をチャージできます。
他者と一緒の目標に向かって協力したり、お互いに切磋琢磨したり、認め合ったりすることで、頑張ったり努力できたりします。
特にHSEは人から認められたり、感謝されたりすることでやる気につながったり、心が満たされたりします。
目標に向かって頑張る場面でも、1人で頑張るのではなく、誰かと同じ目標に向かって頑張ることでより成果が出せます。
身近にいなくても、SNSやインターネットなどを通して、同じ目標や何かを頑張っている人と情報交換をしながら頑張ってみるのもいいかもしれませんね。
気配りができる
HSEは周囲の変化を敏感に感じ取れるため、困っている人や悩んでいる人にすぐに気が付きます。
合わせて共感力を持ち合わせているので、適切な声掛けや手助けができたり、親身になって寄り添うことができます。
他の誰も気づくことができないような変化にも気づける素敵な個性を持っているので、存分に発揮してたくさんの人を笑顔にできるといいですね!
しかし、相手の機嫌に過敏に反応してしまい疲れ果ててしまうこともありませんか?HSPが音からどのような情報を察知できるかについて、以下の記事で紹介しているので、気になる方は確認してみてください!
HSE(外向型HSP)が苦労すること
人とのつながりを大切にするHSEは、活動的であるがゆえに、外部からの刺激を受けすぎて一気に疲れを感じ取ってしまうことがあります。
疲れやストレスをため込みすぎた結果、仕事や人とのコミュニケーションに支障が出てしまうことも…。
最悪のケースでは、うつ病や適応障害等の精神疾患につながることもあるので、無理をしすぎないことが大切です。
HSPの特性があり刺激に敏感であるということを忘れずに、時にはリフレッシュしたりストレス発散することを心掛けましょう!
HSE(外向型HSP)との向き合い方
HSEの特徴については、家族や恋人、友達など身近な人に理解してもらえると、苦労やストレスは減らすことができます。
周りに相談したり、自分にあったストレス解消ができると穏やかに生きることができます。
HSPにおススメのストレス解消法は以下で紹介しているので、気になる方は確認してみてください!
自分がHSE(外向型HSP)かもと思ったら
ここまでHSEについて解説してきました。
「もしかして、自分はHSEかも?」という方は、以下のHSP診断を受けてみてください!
まとめ:HSE(外向型HSP)の強みを活かそう
この記事ではHSPにある4つの種類のうちの1つである、HSEについて解説しました。
HSEは敏感で刺激を好まない特性を持ちながら、社交的な「人とのつながりやコミュニケーションを好む」特徴があります。
そのため、周囲からはアクティブで社交的だと思われ、敏感で繊細であることを理解されにくいです。
HSEの強みについて、以下の3つを紹介しました。
・人に親身に寄り添える
・人とのつながりで元気になれる
・気配りができる
HSEの強みを理解して、活かせるようにできたらいいですね。
人から元気をもらうため積極的に交流を行うぶん、傷ついたりストレスをため込んだりしやすいのも事実です。
精神的にも身体的にも疲れを感じたときは、信頼できる人に相談したり、落ち着ける空間でのんびり過ごすことで、あなたに合ったストレス発散をしてくださいね!