「HSPは思いっきり泣く方がいいって本当?」
「泣くことでどんな効果があるの?」
「そもそもどうして涙が出てくるの?」
このような悩みをお持ちではありませんか?
HSPは感情が高ぶったりストレスが溜まったり、人前や本音を伝えようとしたりすると泣いてしまうことがあります。
泣いてしまうと恥ずかしい思いをしたり、目がはれたりと嫌なことばかりですよね。
しかし、泣くことは悪いことだけではありません。
ここでは、以下についてご紹介します!
なぜ私たちは泣くのか
たくさん泣くことによるデメリット
HSPにとって泣くという行為は、ストレスを解消したり免疫力を上げたりする効果があります!
切っても切り離せない涙との関係を理解して、涙を自分の味方にしましょう!
HSPについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください!
HSPはすぐに泣いてしまう
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称です。
HSPには以下の4つの特徴があります。
神経が高ぶりやすい
感情に敏感
些細なことを察知する
HSPは、さまざまな刺激に敏感で人より疲れやすく、生きづらいと感じることが多いです。
そのため、人前で話すときに相手のしぐさや表情から、さまざまな情報を受け取り「つまらないと思われている」「伝わっていなそう」など、不安を感じたり、処理が追い付かなくなったりすることで、涙が出てきてしまいます。
また、抑えていた本音を話そうとすると、涙が出てしまう場合もあります。伝えた後の相手の気持ちを想像してしまい、自分の感情や思考を処理できなくなり涙が溢れてしまいます。
他にも、HSPが涙を流す理由や心理状態、涙が出るときの対処法などを以下で紹介しています。気になる方は、ぜひご覧ください!
HSPが泣くことで得られる3つの効果
泣いてしまうと恥ずかしい思いをしたり、目がはれたりと嫌なことばかりですよね。
でも、泣くことは、悪いことだけではありません。
ここでは、HSPが泣くことで得られる効果について以下の3つを紹介します。
よく眠れるようになる
免疫力が上がる
つらいときは思いっきり涙を流しましょう!すっきりしますよ!
ストレス発散になる
泣くことはストレス発散につながります。
ただでさえ、さまざまなな刺激に敏感で疲れやすく、周りを気遣って自分では気づかないうちにストレスを溜めてしまうHSPさん。
ストレスが溜まったと感じたときや、涙が勝手に出てきてしまうときは、思いっきり泣きましょう!
よく眠れるようになる
寝る前に泣くことで、睡眠の質の向上や寝つきを良くする効果があります。
泣くことで副交感神経が優位になり、疲労感や不安、緊張などのような眠りの妨げになる負の感情が軽減されます。
そうすることでリラックス状態になるため、泣くのを我慢しているときよりも、よく眠れるようになります。
副交感神経:自律神経を構成する神経。副交感神経が優位になると、リラックスした落ち着いた状態になる
泣いたあとに眠ると、起きたときのストレス値を抑え、睡眠の質が改善されたとの報告もあります。
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/76/0/76_2EVA59/_pdf
しかし、泣きすぎることで逆に不眠症の原因になる場合もあります。
涙が止まらない場合は、ストレスの限界サインかもしれないので、医師の診断を受けることをお勧めします。
免疫力が上がる
泣くことは免疫力を上げる効果もあります。
先述した通り、泣くという行為はストレス解消につながります。
ストレスが解消されることで、コルチゾールの分泌が減少します。
コルチゾール:ストレスを感じたときに分泌されるホルモン。一時的なストレスに対応するために必要だが、ストレス過多により過剰に分泌されると、免疫力が落ちる原因になる
コルチゾールは免疫力を低下させる作用があるため、泣いてコルチゾールを減少することで、免疫力を上げる効果があります。
ストレスが溜まると、風邪や肩こりなど心身に不調をきたす原因にもなるため、泣いてストレスを解消し免疫力を上げることは、健康に生きるうえでは重要です!
そもそも私たちはなぜ泣くのか?
実は涙には以下の3種類があります。
生理的な涙
感情的な涙
それぞれ、どのような状態に出てくるのか確認してみましょう!
基本的な涙
何かに集中して目を開いたままにすると、目が乾燥して自然と涙が出てきます。
これを「基本的な涙」と呼び、最も頻繁に出る涙で細菌やホコリなどから目を守る役割があります
泣くというより、目が潤う程度の涙ですね。
生理的な涙
目にゴミが入ったり、何かにぶつけたりして泣いてしまうことを「生理的な涙」といいます。
これは目を守るための生理的な反応で、感情は動いてはいません。
また、笑いすぎたときに出てくる笑い泣きも「生理的な涙」に分類されます。
笑いすぎて涙腺が刺激されたことで、泣くからですね。
感情的な涙
感動したり悲しかったりなど、感情が高ぶったときにでる涙を「感情的な涙」と呼びます。
HSPが突然涙が出ると感じたり、人前で泣いてしまうと感じたりするのは、この「感情的な涙」を指します。
感情的な涙は、共感力を持っていたり感動したりする人間だけに備わった機能で、他の動物にはない涙の種類と言われています。
毎日泣くのは効果的なのか
泣くことでストレスを解消したり、免疫力を上げたりなどの効果がありますが、毎日泣いたり泣きすぎるとデメリットも発生します。
泣いたときに涙を拭こうと目を擦りすぎると、目が充血したり腫れたりします。
次の日にまで目の腫れが収まらず、心配される原因にも…。
また、手で目の粘膜に触れると細菌により目の病気を引き起こす原因にもなります。
涙をふく際は、清潔なハンカチやティッシュなどで優しく拭くようにしましょう。
また、日常的な偏頭痛に悩んでいる方は、頻繁に泣くことで悪化する場合があります。
先述した通り、泣くと副交感神経が優位になります。そのため、脳血管が拡張されて頭痛を引き起こします。
泣くこと精神衛生上の効果は高いですが、頻繁に泣くとデメリットもあることを理解しておきましょう!
HSPはたくさん泣いてストレス発散の効果を得よう!
HSPは、感情が高ぶったり我慢しすぎたりすることで、泣いてしまいます。
泣いてしまうと恥ずかしい思いをしたり、目がはれたりと嫌なこともありますが、悪いことだけではありません。
ここでは、HSPが泣くことで得られる効果として、以下の3つを紹介しました。
よく眠れるようになる
免疫力が上がる
泣くことで、HSPが溜めてしまいやすいストレスを発散することができます。
しかし、毎日のように頻繁に泣いたり、泣きすぎることは病気の原因になったり、偏頭痛を悪化させたりするデメリットもあります。
泣くことによるメリットとデメリットを理解して、高ぶった感情や気持ちを落ち着かせられる範囲で思いっきり泣きましょう!