せかせかと、常に焦っている自分がいる。
青信号が点滅したらダッシュして渡ったり、改札がすいてるところに飛び込んだり、ぎりぎりまで家にいて早歩きで会社に向かったり。
何のために急いでいるんだろう。
もちろん待ち合わせの時間や、会議のスタートに間に合うのは当たり前である。
けれども、それ以外の1分、2分の誤差なんて大したことはない。
例え5分家に早く着いたとしても、その5分なんてスマホをボーっと見るだけですぐに使い果たされる。
詳しくは以下の記事で見てほしいが、日々をゆっくり過ごすことで、副交感神経が優位になるらしい。
副交感神経が優位になるとリラックスできて、ストレス発散効果や自分としっかり向き合えたりする。
ゆっくり歩いたり、のんびり過ごしたり。
素敵な生き方だけれど、今の私には程遠い。
ゆっくり過ごしはじめる始めの第一歩として、「お先にどうぞ」と人に先を譲ることがいいらしい。
エレベーターの乗り降りや、エスカレーターに乗るとき、扉を開けて先に通してあげる。
そうすることで、気持ちが穏やかになることはもちろん、心に余裕が生まれる。
焦っていた心がゆるむ。
これをしって試してみたけど、本当だった。
ゆるゆるほどけて、柔らかくなる。
もちろん声を出して「お先にどうぞ」という必要はなく、手で合図したり会釈をしたり。
それでも伝わるし、相手も「ありがとう」といってくれたり、会釈をしてくれる。
たった数秒でも心が温かくなるし、緊張が和らぐ。
時間って大切だからと、効率化をめざしたり、せかせかと動いたりしがちだ。
でも、案外ゆっくり過ごした方が大切な時間になるのかもしれない。
周りなんか見ずに我先にと進む人生と、周りに優しく穏やかに生きる人生だったら、私は後者を選びたい。
「お先にどうぞ」と、これからも続けていきたいし、ゆっくりゆっくり丁寧な時間を過ごしたい。
私の前はどんどん開けるので、みんなお先にどうぞ～
