「ゆっくりする時間がない」
「HSPの自分と向き合う時間が欲しい」
「リラックスする過ごし方が分からない」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
HSPは、ゆっくりするのが苦手です。
なぜなら、周りに気を使ったり、他人を優先してしまいがちなため、相手のためにと動き回ってしまいます。
しかし、あなたの気持ちや幸せを考えられていますか?
もし、自分のことを後回しにしてしまっているのなら、一度立ち止まって、ゆっくり自分と向き合う時間を作ってくださいね。
この記事では、以下について紹介します。
- HSPがゆっくりするのが苦手な理由
- ゆっくりするメリット
- ゆっくりするための5つの方法
あなたのことを一番大切にしてくれるのは、あなた自身です!
まずは、あなたの心の中にある本当の声に、耳を傾けてあげてくださいね。
HSPはゆっくりするのが苦手
HSPは相手の気持ちや表情の変化に気づきやすいため、周りに気をつかったり、相手の気分に影響されたりしやすいです。
また、HSPは内向型の場合が多く、リラックスするはずの時間でも頭の中でいろいろ考えてしまい、心や気持ちを休ませるのが難しいです。
せっかく心身ともに休息するはずの休日でも、ゆっくり過ごせず疲労やストレスが解消できません。
リラックスするべき時にリラックスできないと、体の活動モードや休憩モードを切り替える役割を持っている自律神経に影響が出る可能性があります。
自律神経がおかしくなってしまうと、睡眠不足や頭痛、吐き気など体のあらゆるところに影響が出る自律神経失調症になる可能性が出てきます。
他の病気を引き起こす原因にもなるので、ゆっくり休息する方法を身に着けて、リラックスする時間を作り出しましょう!
HSPがゆっくりする3つのメリット
ゆっくりすることで、得られる以下の3つのメリットについて紹介します。
- ストレス解消になる
- 自分の気持ちを見直せる
- 自律神経が整う
HSPにとってうれしいメリットになるので、ゆっくりの大切さが伝わるとうれしいです。
ストレス解消になる
会社に行ったり学校に行ったり、日常生活を送っているとストレスは誰しも溜まってしまいますよね。 特にHSPは、刺激に敏感で繊細な特性を持っていることから、ストレスにさらされる回数も多くなります。
ストレスはたった30分ほどでも、自分の時間をゆっくりすることで解消することができます。
読書をしたり、お風呂にゆっくり入ったり、散歩をしたりなど、自分にとって楽しみながらリラックスできるストレス解消方法を行ってくださいね。
自分の気持ちを見直せる
HSPは周りに気を遣う優しさを持っているので、相手の顔色をうかがったり、相手を優先してしまい、自分の気持ちをないがしろにしてしまいがちです。
ひとりでゆっくりする時間を過ごすと、自分の本当の気持ちを見つめ直したり、自分のやりたいことを最優先することができます。
HSPにかぎらず、私たちは幸せになるために生きています。
自分にとっての幸せは何なのか、どんなことをしたいのかを考えるために、一度立ち止まり、自分の本当の声を聴くようにしてみましょう。
忙しい人や常に頑張っている人にこそ、自分を見つめる時間が大切です。
何かを見落としてしまう前に、毎日少しでもゆっくり落ち着きながら自分の気持ちを大切にする時間を取ってみてくださいね。
自律神経が整う
前述したとおり、自律神経とゆっくり過ごすことは、密接にかかわっています。
自律神経とは、血圧や呼吸数などを調節している神経のことをさします。 活動するときに働く交感神経と、リラックスや休息をする時に働く副交感神経の2種類があります。
ゆっくり動いたり、話したりすると、副交感神経が優位になり、呼吸が深くなります。その結果、自己免疫力が向上したり、頭痛や肩こりなどが改善する可能性も。
仕事や家事で忙しい毎日を送っていると、呼吸が早まってしまい、常に交感神経が優位になってしまいます。
そうなると、睡眠の質が低下したり、気分の低下や吐き気を引き起こしたりなど、心身ともに悪影響を及ぼします。
心身の健康のためにも、「ゆっくり」を意識してみましょう!
HSPはゆっくり行動することを意識しよう!
ゆっくり動くことのメリットを紹介しましたが、大切なのはリラックスや休息をする時に働く副交感神経を優位にさせることです。 そのためには、「ゆっくり動く」ことを意識しましょう。
小林 弘幸さんの著書である『「ゆっくり動く」と人生が変わる』では、歩く・話す・食べるといった日常の動作のスピードを少し落とすだけで、心身の不調が改善されるそうです。
スポーツ選手の不調や仕事のパフォーマンスの低下などの改善にもつながるという研究結果もあります。
まずは普段の生活で「ゆっくり動く」を取り入れてみましょう!
ゆっくりが苦手なHSPにおすすめのゆっくりする5つの方法
ゆっくりした時間を過ごす際にHSPにおすすめな方法として、以下の5つを紹介します。
- 散歩する
- カフェで過ごす
- 本を読む
- ハーブティーを飲む
- 日記を書く
それぞれ趣味としてもおすすめなので、ぜひ試してみてくださいね。
散歩する
1つ目のゆっくりした時間を過ごすおすすめの方法は「散歩する」ことです。
前述した「ゆっくり動く」の練習にもなる散歩。私も最近、ただ歩くよりゆっくり散歩することを意識しています。
しかも、散歩をすることで、以下のうれしい3つの効果も得られます。
- 生活リズムが整う
- 気分転換になりストレスが発散できる
- 美容効果が期待できる
散歩は時間帯によっても効果が異なるので、あなたが得たい効果が得られる時間帯にゆっくり散歩してみてくださいね。
カフェで過ごす
2つ目のゆっくりした時間を過ごすおすすめの方法は「カフェで過ごす」ことです。
町中の至る所にあるカフェでは、人混みや騒音に疲れた時に過ごすのにぴったり! ほっとする飲み物やおいしい食べ物もあるため、ゆっくりしながらリラックスするのにもってこいの場所です。
お気に入りのカフェに何度も足を運んでもいいし、新たなカフェを見つけてもいいし、楽しみ方は盛りだくさん。
ぜひ、あなたがゆっくりできるカフェを1つは見つけてみてくださいね。
本を読む
3つ目のゆっくりした時間を過ごすおすすめの方法は「本を読む」ことです。
読書では、以下の5つの効果が得られます。
- 客観的な視点を持てる
- ストレス発散になる
- 知識量が増える
- コミュニケーション能力が身につく
- 記憶力と集中力を向上する
特に、英国サセックス大学の研究チームによる実験で「読書でストレスが68%も軽減できる」という結果が出ているほど、ストレス解消にピッタリです。
集中する必要があるため、ぜひ静かでゆっくりできる場所で読書をしてみましょう!
ハーブティーを飲む
4つ目のゆっくりした時間を過ごすおすすめの方法は「ハーブティーを飲む」ことです。
ハーブティーとは、薬用の植物を乾燥させてお茶にしたもので、利用する植物によって色や味、香りや効果が異なります。 また、ほとんどがノンカフェインのため寝る前に飲むことができ、睡眠の質を向上させることができます。
求める効果や好きな香りのハーブティーで、リラックスタイムを過ごしてみてください!
日記を書く
5つ目のゆっくりした時間を過ごすおすすめの方法は「日記を書く」ことです。
日記帳でなくても、手帳やカレンダーなどに、一日の振り返りを書いてみましょう。 日記を書くなら、書いているうちに本当の気持ちがあふれ出てくるので、手書きがおすすめです!
日記を書くことで、以下のような効果が生まれます。
- 対策が見つかる
- ストレス発散になる
- 自分の気持ちがわかる
- 記憶力や学習能力が高まる
- 幸福度と満足度が高まる
特に、自分と向き合うことができるので、ゆっくり自分の気持ちに耳を傾けてみましょう。
ゆっくり過ごすなら趣味を満喫しよう
HSPは周りを気遣ったり、自分の気持ちを後回しにしたりしてしまい、ゆっくり自分と向き合う時間があまり取れないことが多いのではないでしょうか?
ゆっくりすることで得られるメリットとして、以下の3つを紹介しました。
- ストレス解消になる
- 自分の気持ちを見直せる
- 自律神経が整う
HSPだからこそ、自分の気持ちを大切にしたり、他の誰のもでもない、自分にとっての幸せについて考えたりしてみてください。
ゆっくりするならまずは「ゆっくり動く」ことから。自分にとってリラックスできる趣味をしながら、自分の心身を大切にしてあげてくださいね。